利得距離(りとくきょり)とは
利得距離とは、リレーのバトンパスで前走者から次走者へバトンを渡す間に得る距離を表す言葉です。読み方は「りとくきょり」。2人が走りながら腕を伸ばして受け渡すことで、バトンは走者間を前へ移動します。
長ければ長いほど良いとは限らない
利得距離だけを長くしようとすると、前走者の減速、次走者の待ち、落球、ゾーン外での受け渡しにつながることがあります。国立スポーツ科学センターの4×100mリレーの研究でも、受け渡しは利得距離だけでなく、走者の接近や速度調整、パス位置を合わせて評価しています。
| 確認するもの | 意味 |
|---|---|
| 利得距離 | 受け渡しによって得る距離 |
| 受け渡し位置 | テイクオーバーゾーンのどこでバトンが渡ったか |
| 走者の速度 | 前走者が詰まっていないか、次走者が加速を続けているか |
| 再現性 | 同じ合図・手の位置で安全に繰り返せるか |
パス方式との関係
日本陸上競技連盟のリレー解説では、オーバーハンドパスは利得距離を取りやすく、アンダーハンドパスは利得距離が短くなる一方で次走者が比較的自然な姿勢を保ちやすい、と整理されています。
どちらが適するかは、走力、手の位置、練習時間、組み合わせで変わります。「アンダーハンドなら必ず速い」のように方式名だけで決めず、同じ条件の動画と成功率で比較します。
ルール上の注意
World Athleticsの2026年競技規則では、4×100m(混合を含む)と4×200mのテイクオーバーゾーンは30mです。受け渡しがゾーン内かどうかは走者の体ではなくバトンの位置で判定されます。大会や学校行事では適用規則が異なる場合があるため、出場要項を確認してください。
加速マークの調整、動画の撮り方、失敗別の直し方は、利得距離とリレーのバトンパスで詳しく解説しています。
よくある質問
利得距離の読み方は?
「りとくきょり」と読みます。
利得距離とは簡単に言うと?
リレーの受け渡しで、前走者から次走者へバトンが移る間に得る距離です。
利得距離は何mが正解?
全チームに共通する正解値はありません。体格、走力、パス方式、組み合わせで変わるため、利得距離だけでなく2人の速度と受け渡しの再現性も確認します。